TBSの山本恵里伽アナが、「反日」との批判を浴びた発言で注目を集めています。
発言の意図や背景を理解せずに「反日」と断じる声がSNSで拡散され、「反日アナウンサー」とのレッテル貼りまでされる事態となっています。
この記事では、山本恵里伽アナが報じた内容とは何だったのか、なぜ炎上したのか、そして「クソガール」と呼ばれ愛される一面までを、見出しごとに紐解いてご紹介します。
山本恵里伽の反日発言内容
「報道特集」での発言内容とは?
2025年7月12日放送のTBS『報道特集』で山本恵里伽アナは「自分の1票が身近な外国人の暮らしを脅かすかもしれない。想像力を持って投票しなければならない」とコメントしたことで、「反日」という批判がSNSや野党から噴出しました。
参議院選挙前の番組内で、外国人政策が大きな争点として浮上している中、山本恵里伽アナは「学校や職場など、身の回りに関わる外国籍の人々がいる。私たちの1票がその暮らしを壊す可能性もある」と語りました。
この発言は「日本人より外国人を優先している」「外国人の味方をしている」との印象を与え、一部視聴者が「反日的だ」「放送法に違反して公平性を欠いている」といった批判を展開しました。
ネット上では「#反日」「#偏向報道」というハッシュタグが拡散し、TBS全体や山本恵里伽アナの名前がトレンド入りしました。
SNS・政治家などの反応まとめ
SNSでは批判の声が集中し、政治家からも「国会で説明すべき」といった主張が出されるなど炎上が政治案件化しています。

山本恵里伽アナは言わされたのか? それとも反日教育を受けた外国人なのか?と思ってしまう。そもそも日本のメディアにも関わらず、保守政党を悪いイメージに持っていこうとするのが姑息すぎる



テレビでこんな偏ったこと言ったら 立憲、共産、れいわ、社民の支持者合計15.3%からしか支持されない TBSから言わされてるとしても発言のイメージは本人に付く 今後フリーになっても左翼アナと見られる未来しかない



こいつ何様? 日本人差別主義者? ヤバすぎだろ
SNSでは「山本恵里伽アナは日本人ではないのでは」「反日教育を受けているのか」といった過激な投稿が出回りました。リツイートされやすい誇張表現が多く、視聴者の感情を刺激しています。


政治家の発言として、NHK党・浜田聡候補は「山本恵里伽アナを国会に呼んで説明を求めたい」とツイートし、参政党も公式にTBSへ抗議声明を発表しました。



一方で「言わされたのでは」「勇気ある発言だ」という擁護意見もあり、賛否両論の構図です。女性自身の記事では「勇気ある発言」として応援する声も紹介されています。
外国人政策発言で炎上した真相


外国人政策発言の意図と誤解
山本恵里伽アナの発言は、排外主義やヘイトスピーチへの抑止を目的とした提起であり、「外国人政策を無条件に支持する」内容ではありませんでした。
番組内では漠然とした排除的言説がSNSで拡がっている現状を踏まえ、「日本人ファースト」を掲げる政党の主張やヘイトスピーチの実態を専門家の視点で取り上げており、公平に情報を整理しようという意図がありました。
山本恵里伽アナ自身は「排斥ではなく共生を考える」「私たちが想像力を持つべきだ」とコメントしたに過ぎず、「反日」と称される文言を使用したわけではありません。



視聴者の反応には誤読や情報の過剰解釈が見られ、山本恵里伽アナが「外国人を擁護した」と誤解された側面があります。実際には「自分たちの日常にも関わる問題だ」と注意喚起した内容でした。
「反日」ではなく「想像力を持って」「共生を問いかける」発言だった
「反日」ではなく「自分の1票によって身近な人の生活権が左右される可能性があり、想像することが重要」と訴えた発言でした。
発言の全文は「外国籍の人と全く関わっていない人はいない」「自分の1票が、身近な人の暮らしを脅かすものになるかもしれない。想像力を持って投票しなければいけない」というものでした。
感情的な批判が続いた直後にも、「私は想像力を問うているだけ」と冷静さを崩していません。
山本恵里伽はなぜクソガールと呼ばれる?
話を切り替えて、山本恵里伽アナを別の視点から見ていきたいと思います。
山本恵里伽アナはとあるラジオ番組でクソガールと呼ばれ、親しみのある姿も垣間見えます。以下に詳細を見ていきましょう。
クソガールって何?由来と意味
「クソガール」とは、TBSラジオ『おぎやはぎのメガネびいき』で、熱心だけれど礼儀正しく、独特のファン文化を理解して共感する女性リスナーを指す親しみある呼称です。
おぎやはぎさんが、自らの番組に対する「クセはあるけれど愛しい」ファンを「クソガール」と呼んだのが由来です。
ラジオ文化の中では肯定的なニュアンスで使われており、侮蔑の意味は一切ありません。山本恵里伽アナはこの番組のヘビーリスナーとして知られており、番組スタッフの振る舞いも含めて「真のクソガール」と称されました。
山本恵里伽が「クソガール」と呼ばれる理由
山本恵里伽アナが礼儀正しく、距離感を守りながらも真摯にファンとして影響力者に接する姿が、まさに「クソガールの鑑」と評価されています。
矢作兼さんは「クソガールキャップを持って楽屋入り前でニヤニヤしている」「出待ちをしつつも礼儀を欠かず、写真やサインを強要しない」と語っており、この振る舞いから「クソガールの鏡」という称賛が出ました。



この言動はTBSラジオ『メガネびいき』だけでなく、『爆笑問題』番組スタッフからも「ラジオ愛の深さ」が評価され、リスナー文化を代表する存在として認知されています。
ラジオ愛・人柄として称賛される一面
山本恵里伽アナは「熱心だけれど迷惑をかけないガチオタ」であり、そのバランス感が多くのファンの共感と賞賛を呼んでいます。
理想のファンとしてあげられる諸要素―一歩引いた熱心さ、礼儀正しさ、適切な距離感―をすべて兼ね備えた行動が評価されています。
「ラジオそのものを愛している」という態度が、同じ文化を愛するリスナーに「真のクソガール」として認められるポイントです。



このような姿勢により、山本恵里伽アナは報道番組での知的・冷静な一面と、ラジオでの親しみやすい素顔とのギャップが魅力として多く語られています。
まとめ
- 山本恵里伽アナが「反日」と指摘された発言は、報道特集での外国人政策に関するコメントが発端となった。
- 山本恵里伽アナの発言は、身近な外国人の暮らしや共生社会の重要性に言及し、想像力を持って投票することの意義を伝えていた。
- 一部SNSユーザーや政治家などが「反日」や偏向報道と受け取り、山本恵里伽アナに対して批判的な反応が広がった。
- 山本恵里伽アナの発言は本質的に「反日」ではなく、多様な立場を考慮する姿勢や社会の分断への問題提起が込められていたと考えられる。
- 山本恵里伽アナには「クソガール」と親しまれる一面もあり、ラジオ文化への愛や人柄が評価されている。



情報化社会の中で「反日」という単語が使われる背景や、山本恵里伽アナの伝えようとした本質を、今一度多角的に見つめ直す必要があります。