YOSHIKIさんによるプロデュースは、過去にもさまざまな失敗が注目されてきました。
YOSHIKIさんプロデュースのグループやプロジェクトでは「失敗」という評価が頻繁に聞かれます。
YOSHIKIさん自身もプロデュースの失敗理由や原因を語っていますが、失敗を繰り返すことで新たな挑戦への期待と不安が常に交錯しています。
この記事では、YOSHIKIさんプロデュースの過去事例から、現在に至るまでの失敗の実態を探っていきます。
YOSHIKIの過去のプロデュース事例

XY(エックスワイ)プロジェクトとは?
YOSHIKIさんのプロデュースによって誕生した「XY」は、オーディション番組『YOSHIKI SUPERSTAR PROJECT X』によって選抜されたメンバーによる、オーディション発掘型の13人組ボーイズグループです。
バンド編成(ドラム・ギター・ベース・ボーカル)とダンス&ボーカルチームに分かれており、メンバーはKYOHEY(Dr)、KAIRI(Gt)、FURUTATSU(Ba)、KARMA・GAI(Vo)、ダンスボーカルのJAY、HAYATO、RAIA、KICE、KANJI、P→★、MITCHY、KOSEIなど多彩な構成でした。(敬称略)
2024年10月には手越祐也さんの電撃加入により14名体制へと拡大し、大きな注目を浴びる存在となりました。
このような斬新な構成や注目度の高さは、YOSHIKIさんならではの魅力と期待感を集めました。
ただし、その仕掛けの華やかさの裏には、プロジェクト運営の難しさや課題も早くから存在していました。
衝撃発表とその経緯
2025年6月13日、YOSHIKIさんは公式X(旧Twitter)にて衝撃の発表を行いました。
主要メンバーのKARMA、GAI、KAIRIの3名がXYを離脱することに加え、手越祐也さんを中心とした派生バンド「T.N.T」がXYプロジェクトから独立するという内容でした。
YOSHIKIさんはプロデューサーとしてメンバーやファンへの謝罪を述べ、プロジェクトの混迷と責任感の重さを示しました。
YOSHIKIさんは、内部で「意見や価値観の違い」「進むべき方向性の食い違い」「コミュニケーション不足」による溝が表面化し、解決が難しくなったことが脱退・独立の背景であると説明されました。
また、「T.N.T」はメンバーの自主的な動きであり、YOSHIKIさん自身の構想とは異なるものであるとして、XYと明確に切り離す判断をしたことを明言しています。
「売れない」「中途半端」と言われる理由
2025年5月末にGAIさんが契約満了により、同年6月末にはKARMAさん・KAIRIさんが契約期間満了で脱退するという、立て続けの離脱発表がありました。
これに伴って派生バンド「T.N.T」も独立し、JAYさんはXYのダンス&ボーカル部門に専念する新体制へと改変されました。
一方、メディアやファンの間では、これらの変化はプロジェクトの安定性を損ねているとして批判が相次ぎ、「ほぼ爆死した」との厳しい評価も出ていました。
プロデュースに関して「売れない」「中途半端」「根本的に運営がぶれている」といった印象を与えた原因は以下の通りです。
- メンバーが次々と離脱し、体制が不安定になった。
- プロジェクト運営の方針が揺らぎ、一本筋の通ったメッセージの欠如が目立った。
- 派生ユニット「T.N.T」の独立により、プロジェクトとしての統制力や世界観の一貫性が失われた。

結果として、YOSHIKIさんによるプロデュースが失敗とされる背景には、プロジェクトとしての基盤の弱さと管理・運営の難しさがあったと言えます。次章ではさらにその失敗原因を考察します。
YOSHIKIプロデュースの失敗原因5選


YOSHIKIさんのプロデュース事業における「失敗」には主に5つの要因が浮かび上がります。
その詳細を以下に解説します。
不安定な運営体制とメンバー離脱
XY(エックスワイ)は当初13人編成のグループとして発足しましたが、2025年6月に主要メンバーであるGAIさん・KAIRIさん・KARMAさんらが相次いで脱退し、派生ユニット「T.N.T」が独立するなど、体制の不安定さが露呈しました。
フルタツと京平に加え手越さんが「T.N.T」へ移行した反面、JAYさんがXYでの活動に専念する新体制へと再編されました。
このような重大な再構築はプロジェクトの継続性を損ない、「売れない」「中途半端」といった印象につながりました。
プロデューサーとしての辞任示唆で信頼を損ねた
YOSHIKIさんは、手越祐也さんの電撃加入後に「Producerをやめることも視野に入れている」と発言し、関係者による約束違反について触れるなど、問題発生ごとに辞任を示唆しました。
その対応は関係者やファンの安心感を揺るがせ、「プロデュースが失敗に向かっているのでは」との懸念を生みました。
活動量や露出の少なさによるプロデュース手薄感
デビュー後、XYの活動は思ったほど頻繁ではなく、露出も限られていました。活動量の少なさはファン離れと新規ファン開拓の難しさに直結しました。
プロデューサーとして積極的に育成や露出を支援する体制が強化されなかった点は、YOSHIKIさんによるプロデュースの「失敗」として指摘されます。
ファンとの期待ギャップと演出のズレ
手越祐也さんの“審査なし”電撃加入という戦略は、既存メンバーやファンから強い抵抗と反発を招きました。
オーディションで選ばれたメンバーたちの努力と実績を軽視するような印象により、グループとしての統一感や正当性が批判されました。
このように、ファンとプロデューサーの期待にギャップが生まれた点もプロデュース失敗の要因となりました。
構造的な短命・成果不足
XY以前のプロジェクトにおいても、YOSHIKIさん主導によるユニットやバンドは短命に終わるケースが多く、継続的な成果に結びついていない点が指摘されています。
プロデューサーとしての持続的な運用やフォロー体制の整備が不足している結果、新規プロジェクトが一過性の話題に終わる「爆死」的評価を受ける傾向があります。
YOSHIKIプロデュースの現在の活動状況(2025年8月時点)
XYの再構築とツアー
脱退・独立を経て、XYはJAYさんを中心としたダンス&ボーカル体制で再出発しています。
新たな息吹を吹き込む形で「ECLIPSE TOUR 2025」として、福岡・東京・大阪・愛知を巡るツアーを予定しており、再始動を図っています。
また、YOSHIKIさん自身がプロデュースに深く関与している様子は一定の期待を受けていますが、依然として「短命になりそう」という不安感も根強く残っています。
女性グループ「美麗-Bi-ray-」
YOSHIKIさんプロデュースのガールズグループ「美麗-Bi-ray-」は、平均年齢14.8歳の4人組で構成され、2024年末からパフォーマンス動画が1,200万回再生を超えるなど、非常に高い注目を集めました。
2025年5月にはロサンゼルスのドジャースタジアムで国歌斉唱も果たし、デビュー曲「Butterfly」は各種チャートで1位を獲得するなど、グローバルな成功の兆しを見せています。
その他プロジェクトと個人活動
バンドプロジェクト「THE LAST ROCKSTARS」はワールドツアーを計画しており、活動継続の意志が示されています。
さらに、YOSHIKIさんはサウジアラビアの世界遺産「Hegra」でのスペシャルコンサートなど、個人パフォーマンスや国際的な活動にも精力的に取り組んでおり、プロデュースの失敗に留まらず、新たな成功への模索が続いています。
まとめ
- YOSHIKIプロデュースは斬新な発想と話題性が強みであるが、失敗も多く見受けらる。
- プロデュースしたプロジェクトやグループが、メンバー離脱や運営の不安定さを原因に短命で終わる傾向が目立つ。
- YOSHIKIプロデュースは、活動量や露出が不足し「手薄感」「中途半端」という失敗イメージを生みやすい。
- プロデューサーとしての辞任示唆で信頼を損なう失敗があり、ファンとの期待ギャップも課題となる。
- YOSHIKIさんプロデュースの現在は再構築期にあり、失敗経験から長期的なビジョンと安定した運営が求めらる。



新体制や新グループも登場する中、今後のYOSHIKIさんプロデュースには失敗から学ぶ姿勢と挑戦の両立がますます重要になるでしょう。