百田尚樹氏がどんな人なのか気になる方は多いのではないでしょうか。
百田尚樹氏は作家、放送作家、そして政治家としても知られています。
百田尚樹氏は『永遠の0』などのベストセラーで名を馳せ、近年は日本保守党代表としても注目を集めています。
この記事では、百田尚樹氏がどんな人なのか、その多面的な人生や活動を詳しくご紹介します。
百田尚樹はどんな人?

- 名前:百田尚樹(ひゃくた なおき)
- 生年月日:1956年2月23日
- 出身地:大阪市
- 学歴:同志社大学法学部中退
- 職歴:放送作家、小説家、日本保守党代表
- 代表作:『永遠の0』『海賊と呼ばれた男』『影法師』『殉愛』『モンスター』
- 受賞歴:2013年本屋大賞(『海賊と呼ばれた男』)
- 家族:既婚、2児の父
基本プロフィール
百田尚樹氏は1956年2月23日、大阪市東淀川区に誕生しています。同志社大学法学部に在籍していたものの中退という道を選び、テレビ業界へと進出しました。
念入りに日々を積み重ねた結果、放送作家として構成力に定評があり、『探偵!ナイトスクープ』など数多くの人気番組で活躍してきました。

百田尚樹氏がどんな人かを把握するためには、この放送作家としての土台が重要なポイントです。
代表作と活動文脈
百田尚樹氏は2006年、50歳にして『永遠の0』で小説家デビューし、戦争と家族を題材にした重厚なストーリーが話題を呼び、大ベストセラーへと成長しました。
2013年に刊行された『海賊と呼ばれた男』では第10回本屋大賞を受賞して作家としての地位を確かなものとしました。



この文筆活動こそが、百田尚樹氏の社会的評価の根幹をなしています。
百田尚樹の若い頃
大学時代〜放送作家へ
大学在学中、恋愛バラエティ番組『ラブアタック!』(朝日放送)に出演し世間の注目を浴びました。
その後、同志社大学を中退し放送作家としてのキャリアをスタートさせ、構成作家として『探偵!ナイトスクープ』や『大発見!恐怖の法則』に携わっています。



テレビ制作を通じて企画力を磨いた百田尚樹氏は、どんな人かを語るうえで構成力と表現力に長けた人物であることが浮かび上がります。
20代〜30代、思想形成
放送作家時代から、百田尚樹氏は保守思想や左翼批判を鮮明にし、テレビの枠を越えた言論活動へと転じていきました。
ニュースや社会問題に対して積極的に発言するスタンスがこの時期に固まり、作家や政治家としての後の活動にも影響を与え続けています。
作家デビューとベストセラーの軌跡
小説家デビュー(50歳で『永遠の0』)
百田尚樹氏の文筆家としての原点は、2006年に発表された『永遠の0』です。
戦時中の特攻隊パイロットとその家族を描き、戦争と命の重みを問う内容で、瞬く間に世間に強い印象を残しました。
50歳での作家デビューゆえに“遅咲きの成功”として世代に励みを与えています。
文学賞・映画化ヒット
2013年刊行の『海賊と呼ばれた男』が本屋大賞を受賞し、作品が評価される作者としてのポジションを確立しました。


さらに『BOX!』や『モンスター』なども映画化され、百田尚樹氏の名前が映像分野にも広く浸透し、作家として社会的影響力を拡大しました。
政治家としての顔
NHK経営委員や政治発言(南京事件否定など)
百田尚樹氏は2013年から2015年にかけてNHK経営委員を務めました。
その期間、南京大虐殺否定や東京大空襲を「大虐殺」と表現するなどの発言を行い、国内だけでなく中国や韓国、米大使館からも非難を受けました。



この言論姿勢により“炎上上等”というスタンスが明確になり、百田尚樹氏がどんな人かと評価される際に決定的な要素となっています。
その他の失言・炎上騒動については次章でまとめています。
日本保守党代表に就任(2023年設立)
2023年6月、LGBT理解増進法への反対を機に「日本保守党」の設立を宣言し、9月に正式結党、代表に就任しました。
2024年10月と2025年6月に参議院選比例代表への挑戦を表明するなど、政治家としての歩みを加速させています。
失言・炎上の数々
百田尚樹氏は言論の強度と同時に炎上も多く、代表的な失言エピソードは下記の通りです。
南京大虐殺・東京大空襲発言
NHK経営委員として南京を否定し、東京大空襲を大虐殺と表現した発言により、中国の外交部や米大使館からも非難され、国際的波紋が広がりました。
「30歳超えたら子宮摘出」発言と謝罪
2024年11月、自身のYouTube番組で「30歳を過ぎたら子宮摘出」するという発言をし、女性蔑視との批判が噴出。
その後「SF的比喩」として撤回と謝罪を行っています。
「大阪女性ブス」「鳥取ディスり」発言
2025年7月の参院選街頭演説で「大阪の女性は10人中9人ブス」と発言し、大阪で大炎上。
また、2024年10月には鳥取県に対する侮辱発言をYouTubeで行い謝罪に追い込まれています。



百田尚樹氏は失言の際には直後に謝罪や説明を行うなど、炎上後の対応も注目されます。
ガンとの闘い
腎臓がん手術と完治(2024年2月)
2023年12月末、腎臓がんと診断されたことを自身のYouTubeやXで公表し、2024年1月12日には1回目、2月2日には2回目のラジオ波焼灼療法による手術を受けました。
2月3日には「手術成功、完治した」と報告し、全国に安堵と応援の声が広がりました。
転移なし報告と今後の見通し
2024年6月には検査の結果、転移なし、新たながんもなしと報告し、「あと10年以上生きられるかもしれない」との前向きな見通しを示しました。



治療の過程をネットで公開しつつ前進し続ける姿勢は、百田尚樹氏が“闘病しながらも発信を続ける人物”という側面を際立たせています。
現在の活動と今後
YouTubeやSNSを積極活用するスタイル


百田尚樹氏のYouTubeチャンネル登録者数は46万人を突破し、病室からのライブ配信や日々の発言をリアルタイムで発信しています。
Xでも頻繁に投稿し、支持者との接点を重視した活動を継続しています。



百田尚樹氏がどんな人かをいう際には、こうしたデジタル発信力の強さも見逃せません。
政治家・作家としての今後の展望
2025年6月の参議院選比例代表に立候補予定であり、政治家としての挑戦は続いています。
作家としては正式に引退を宣言したものの執筆や講演活動は継続しており、新刊も複数刊行されています。
まとめ
- 百田尚樹は放送作家、小説家、政治家として多彩なキャリアを持つ人物である。
- 百田尚樹は『永遠の0』や『海賊とよばれた男』などのベストセラーを生み出し、多くの読者に影響を与えてきた。
- NHK経営委員や日本保守党代表としても活動し、社会や歴史に対する独自の発言で注目を集めている。
- 百田尚樹がどんな人かを語るうえで、失言や炎上、腎臓がんとの闘病といった波乱万丈な一面も欠かせない。
- 現在もYouTubeやSNSを活用し、作家・政治家として積極的な発信を続けている。



百田尚樹氏がどんな人なのかを知ることで、現代日本における影響力の大きさと、その多面的な魅力を改めて感じることができます。