長島三奈が喪主を務めたのはなぜ？一茂を差し置いて次女が務めた背景

2025年6月15日

国民的スター・長嶋茂雄さんの葬儀で、長島三奈さんが喪主を務めたことが大きな話題となりました。

なぜ長島三奈さんが喪主を選ばれたのか、長島三奈さんが喪主となった背景や理由を知りたい方が増えています。

この記事では、長島三奈さんが喪主を務めた理由や、なぜ長島三奈さんが家族の中心となったのかを詳しく解説します。

「喪主」は本来、誰が務めるもの？

「喪主」は、故人の葬儀を代表して取り仕切る役割を担います。誰が「喪主」になるかは法律で決まっているわけではなく、まず故人が生前に「喪主」を指定していればその意思が尊重されます。

その意思がなければ、配偶者が基本的に「喪主」を務め、その後に子ども（長男→次男以降→長女→次女）の順で選ばれます。さらに親がいない場合や子どももいない場合には、兄弟姉妹や知人、成年後見人などが「喪主」を担うことがあります。

今回の場合なら、長男である一茂さん、続いて正興さん、有希さん、三奈さんへと続くはずです。

しかし、この決め方は慣習や家族間の事情を優先したもので、どこまでが「喪主」役に適任かは各家庭で話し合って決められます。

長島三奈さんが喪主を務めたのは、「父・長嶋茂雄への献身的な支援」「実務能力と家族の信頼」「長嶋一茂との関係悪化」という3つの理由が重なった結果です。長島三奈さんがなぜ喪主を務めたのか、その背景を具体的に見ていきます。

2004年に長嶋茂雄さんが脳梗塞で倒れて以降、長島三奈さんは父・茂雄さんの介護において中心的な役割を果たしてきました。

母・亜希子さんが先立ってからは、さらに責任が増し、日常生活の支援や病院への付き添い、公式行事への同行まで一手に担っていました。

長島三奈さんは約20年もの間、父・茂雄さんに最も寄り添っていた存在として、自然と喪主を務める立場にあったといえます。

長島三奈さんは、長嶋家の資産管理会社「オフィスエヌ」の代表を務めています。

この役職では、肖像権や商標権の管理、メディア対応など、家族の名誉と経済を支える重要な役割を担ってきました。

その冷静な判断力と調整力は家族内でも高く評価されており、喪主という立場に求められる実務処理能力においても信頼を集めていたことがうかがえます。

本来であれば、喪主は長男が務めるのが一般的です。

しかし長嶋家の場合、長男・一茂さんと父・茂雄さんの間には過去のトラブルや意見の対立があり、長年にわたって絶縁状態にあったと報じられています。

商標権をめぐる確執や記念品の処分をめぐる問題などが重なり、親子関係や兄妹関係にも深刻な影を落としていました。

その結果として、次女・三奈さんが喪主を務めることが「家族としても自然な流れ」となったと考えられます。

長嶋茂雄さんと長嶋一茂さんの親子関係の確執は、2004年以降の脳梗塞・リハビリをめぐる状況変化を経て、2009年頃に一気に表面化しました。以下に詳しく解説します。

2004年以降：関係のすれ違い出現
長嶋茂雄さんが脳梗塞で倒れた後、リハビリや介護に三奈さんが深く関わる中、一茂さんとの役割や関与の差が徐々に広がりました。施設通いのサポートなどで、家族内の距離感が変わり始めたのが第一段階です。
2009年：記念品売却問題で激化
一茂さんが父・茂雄さんゆかりの「愛用品や記念品」を許可なく売却したことが報道され、三奈さんが激怒。「秘密裏に売却された品々」には母・亜希子夫人のパスポートまで含まれていたとされ、大きな火種となりました。
2010年〜2011年：商標権争い泥沼化
一茂さんが「長嶋茂雄」の商標を自身の事務所で取得しようとしたのに対し、三奈さん率いる「オフィスエヌ」が強く反発。法的なやりとりにまで発展し、最終的には商標権がオフィスエヌに戻され、一茂さんが退く形に落ち着きました。
2010年代以降：絶縁状態の明言
一茂さん自身が「父とは13年間会っていない」「妹弟とも10年以上連絡なし」と公言するほど関係は冷えきり、確執は深刻なものとなりました。